2004年02月03日

北海道の会費制結婚式と発起人のオハナシ

知り合いの結婚式に向けて「招待状」の制作を依頼された。

そんな会話の中 道外在住で北海道依存症の仲良しさんに

「【会費制】に北海道らしさを感じました。
北海道の結婚式って発起人さんが取り仕切るんですよねぇ?
くりてんさんも発起人経験あるんですか?」

と聞かれたので、この場をお借り?して、お答えします(笑)もちろんのごとく、「発起人」は 私も何度か経験済みです。

おそらく 北海道の人間なら誰でも
一度くらいはやった事があるのではないか?と思います☆

皆さん ご存知のように 北海道では「会費制結婚式」が一般的。
これに関して多くを語るつもりはないけど、おそらく
合理的主義の道産子らしい文化の一つなんだろうなぁ。

北海道で執り行われる この「会費制結婚式」も
時代の流れに沿って 実は微妙に変化してきている。

昔は発起人といえば、新郎新婦の職場の同僚や
仲の良い友人、知人などに頼むのが ほとんどだった。
でも、ここ数年 発起人のシステムそのものが変わってきたのだ。

これまでの 何らかの関わりのある皆さんに頼むスタイルの「発起人」の場合
式が行われるその日までに 何度か打ち合わせと称する会合を行って
招待状の発送、出欠ハガキの確認(ハガキの戻ってきてない人に電話したり)
式直前には 披露宴の詳細相談など・・・。

もちろん気心の知れた仲間が 発起人となるケースが多いから
発起人会での集まりって、ワイワイお喋りしながらの
けっこう楽しい時間だったりするんだけど(笑)

その度に 新郎新婦側は 食事を用意したり、差し入れを持ってきたり
何かと気を遣うシチェーションも多かったりする。

近頃では 受付などを知り合いに頼んで
他の事務的作業は自分達でやるという人も増えているらしいけど・・・。


そこで登場したのが「発起人代行業」。

わずらわしい作業は全部 業者に依頼してしまって
それに見合った金額の報酬を支払うというものだ。

発起人会の度に 食事の心配をし、それには当然お金もかかる。

しかも 当日の発起人は受付業務や 会計業務 
披露宴進行手伝いなど、ちょこちょこと やるべき事があって
案外 ゆっくり披露宴を楽しめないものだ。

親しい人だからこそ、披露宴をゆっくり楽しんでもらいたい、という
新郎新婦の気持ちと、準備段階から どうしても感じてしまう
もろもろの煩わしさ・・・。

それらを解消する一つの方法として
それだったらば 最初からプロに頼んでしまおう
という観点から登場した「発起人代行業」

はじめの頃はニーズも少なかったが
まさに 時代の流れに乗って
今では ごく当たり前に 利用されるようになったのだ。


これからは、発起人代行業そのものが
利用者の多岐に広がる要望に沿って 
更に 進化し続けるに違いない・・・。



私のような職業だと・・・

「案内状・印刷物関連 作成代行業」も 可能かもしれないね〜

ちょっとした お小遣い稼ぎくらいなら、できるかなぁ?(笑)

postcard.gif
posted by わがまま社員 at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 揺れるハート道産子のキモチ
この記事へのコメント
母が北海道生まれで、母の姉妹が北海道在住なので
何度か結婚式に出席しています。
 会費製結婚式は合理的ですよね。
 
 だいぶ昔の数字だと思うのですが、
 都道府県の中で離婚率第1位は北海道で、その理由が会費製結婚式だと聞きました。
 しがらみもないし、親のお財布をあてにもせず、簡単に結婚できるからだと。

 私は東京在住で、大学を卒業できるであろう双子の息子たちがいるのですが。
 夫の部下のかたたちは、南青山あたりのレストランを貸しきっての手作り結婚式が主流のようです。
 息子たちもそれに近い形にすると思われます。

 北海道に限らず、だんだん変っていくんですねぇ。
 
Posted by ゲスト at 2004年02月03日 09:03
私も本州の結婚式に出席した事がありますが、その華やかさや豪華さにかなり驚きました!という事は・・・おそらく、道外の方が北海道の式に出席したら、「質素だなぁ〜?」とか 少々物足りなく?感じるのではないかとも思います(笑)

北海道の離婚率が全国一だというのは、何かと話題になるので(?)知っていましたが・・・その理由が、そういうものもあったとは 初めて聞きました!でも考えてみたら、一理ありますよね〜。(納得してる場合ではないかもしれませんが・・・)
レストランウェデイングは こちらでも ちらほらと見かけるようになりましたが・・・「時代の流れ」とでも言いましょうか?その時の風潮みたいなものって、全国問わず あるものなのでしょうね〜。
双子の息子さんがいらっしゃるとの事ですから、いつかは 息子さんが主人公になる時が訪れるでしょう。(まだ少し先の事でしょうけど)やっぱり幸せなシーンがやってくるのは、いつの時代も変わりなく、楽しみな事でしょうね♪
Posted by くりてん at 2004年02月04日 23:43
 従妹の結婚式に出席したとき、人数のあまりの多さに芸能人の結婚式か?と思いましたよ。
 伯母によれば、「会費制なので
いくらでもよべる。社内恋愛だから宴会みたいなもんよ。」と涼しい顔。
 一昔前までは?ゴンドラとか乗ったそうですが(実際見たことはないです)こちらのほうがこじんまりとしている気がします。
 うちの兄嫁は、オーダーメイドのウエディングドレスを縫っているのですが、この不況でも注文は増えているそうです。
Posted by ゲスト at 2004年02月09日 09:26
会費制だと、両親の知人など、本人とほとんど面識のないような方も
出席したりしますから、人数はすごく多くなるんですよね〜?
これでも最近は昔と比べてかなり招待客も少なくはなってきているのですが・・・。
「宴会みたいものよ」という表現にも思わず妙に納得してしまいました!(笑)
個性を大事にする方が増えているので、オーダメイドも人気なのでしょうね♪
Posted by くりてん at 2004年02月10日 01:45
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