2003年03月16日

とある「観光客」の話(笑)

東北をきままドライブをしていた とある観光客(笑)は
本場の樹氷?が一度、見てみたくって・・・

東北のまだ雪深く、高い雪壁に沿った道路を
縫うように車を走らせ、山に向かっていた。

しばらくして、目指すロープウェイが見えてきた♪

警備員のおじちゃんに誘導されるままに
レンタカーを停め、一歩外に出た。すると、市街地とは全く違う気温!

北よりは寒くないとはいえ、温度計は氷点下2度を指している。

そういえば、ここは山だった(笑)

もう一度、車に乗って、ちょっとだけ防寒体制?を整え直し、いざ乗り場へ!

ん??

なんだか、様子が変だ!?

周りをよ〜く見たら、スキーウェアを身にまとい
顔にはしっかりとフェイスマスク!
明らかに、彼女は軽装だった(笑)

彼女の目的は「樹氷」だったけど・・・
どうやら、ここに居る多くの人は「スキー」や「ボード」客らしい!


そんなこともツユ知らず、やってきた
めっちゃ軽装の観光客は、注目の的(爆)

切符売り場のかわいらしい(だけど激しい東北なまり(笑)の
お姉さんに話しを聞くと・・・

「ちょうど、頂上のお天気が下降気味で、霧がでちゃってるみたいですね。
 上まで行っても景色はあまり見えないかもしれません・・・」と言われたし・・・

こんな格好のまま上まで行って、寒くて風邪ひいたらどうしよう??
なんといっても、場違い?で恥ずかしいし・・・(汗)

「やめようかなぁ〜?」と一瞬思ったけど
この機会を逃したら死ぬまで行けないかもしれないし?(笑)

覚悟を決めて、上ることにした!

多くの「片道分」しか買わない乗客に混じって
「往復分」の乗車券を購入(爆)

乗車を待つ間・・・
スキー靴のガチャガチャ音や、スキーウェアのガサガサ音の中
音もたてずに、じーっと待つ不自然な人物は、
まるで ひっそりと身を隠すように?佇んでいた(笑)


待っていたのは、けっこう前列でもあり、
風もビュービュー吹き当たる場所だったから かなり寒かった。

相変わらず、ジロジロと突き刺さるような視線は痛いし(笑)
たかが10分くらい?のはずなのに、ものすごく長く感じた(爆)

ようやく 上りのロープウェイがやってきた。

いよいよ「長き沈黙の時」を打ち破って、乗れる時がきた♪


うえーん!おかぁさ〜〜〜ん!!!

長かったよぉ〜〜(爆)



ほとんどが「スキー武装」した人々の中・・・
【普通のコートで片手にカメラの観光客(笑)は
どこに行っても肩身のせまい思いをしながら・・・(泣)
ようやく隅っこに聖地?を見つけ、そこを陣取る(爆)

ほどなく動き出したロープウェイ・・・。
観光用のアナウンスなど、ある気配すら 毛頭ない(笑)

スキーの前の「上からの景色」を楽しんでる人も、
もしかしたら 中には居たのかもしれないけど
満員電車のような状況下では、それすら感じ取れない(爆)


標高が高くなるに連れて、見ている眺めが変化してきた!

切符売り場のお姉さんの言っていた言葉によると
「晴れていたら、周囲の連峰が一望でき・・・」

今日は逆立ちしてもできないのは確定(爆)

それにしても、ものすごい雪だ! 

あっ!!あれは!!

大きな大きな木に降り積もった雪が、ねっちょりと凍り付いている!!


これが東北でいうところの?「樹氷」なのかぁ〜!!

もう、時季的には遅いかな?って思っていたけど、
全然そんなことなくって、けっこうな迫力じゃないの♪

本当は、いつもみたいに
「わぁ〜〜♪」って歓喜の声をあげたい気分だったのに!

しつこいけど、周りは九分九厘、冷静?なスキー客(笑)

おとなしく、窓ガラスにへばりついて 無言で下を見るのが精一杯(爆)

・・とはいいつつ、生まれて 初めて見る樹氷!

聖地(笑)に居ると、待っていた時のようには目立たないので
ちょこっとだけ、ウキウキ気分にもなってきた♪


ほどなくして、頂上に到着!

これからの「我が滑走」に期待感を寄せる皆さんが
スキー片手に続々と降りていく勇姿?をしかと!この目で見送って(笑)

一番最後に降り立った観光客の口から、最初にでた言葉は・・・!?


「さ、さむぅ〜〜〜い!!!!!」(爆)


見ると、頂上の温度計は氷点下13度になっていた。

おそらくは幼少の頃から この気温より
もっともーっと寒い気温にだって、慣れた体?のはずなのに(笑)
何故だか、今まで感じた事のないくらい 寒く感じる(爆)

(でも「しばれる」っていうのとは 何となく違う気がしたんだよねぇ?)


飛行機で東北に着いたばかりの数時間前
「うわぁ〜!やっぱり、旭川より全然あったかいなぁ〜♪」
な〜んて思って喜んでいたのは、どこのどなたでしたっけ??(爆)

ようやく たどりついたロープウェイの頂上で
真っ先に すごいもの?を目の当たりにする!

rope.jpg



天井に支柱、それに 手すり・・・

何から何まで、すべて樹氷?みたいになっているではないかっ!?


これって ある意味 感動モノ〜〜♪(笑)


降り場から歩いて行くと、やがて
まんなかに古めかしい だるまストーブ?が置いてある待合所に出た。

一歩外にでると そこから、すぐに滑走できるコースがいくつかあって
スキー客は 好きなルートから降りていくことができるみたい。


・・・・なんだけど〜〜??

何故か 多くのスキー客達は すぐに外には出ないで
ストーブの周りで暖を取ったり、イスに座っているまま。。。


なにをするでもなく? タムロっている(笑)


この光景を なんだか とても不思議に思った。

昔は自分自身も、仕事が終わってからナイターに行ったり、
遠くのスキー場まで 滑りに行ったりするような
かなりのスキーバカ?だった(笑)

でも、北でのスキー経験上・・・

ゴンドラ(リフト)を降りてから
「なかなか滑り始めない」というスキーヤーの光景は
一度も記憶にしてなかったからだ。

天気がすごく悪くて、少し状況が良くなるまでロッジで休むとか
防寒体制やスキー用具の整備を整えるために・・・
というのならばわかるんだけど

その時点の状況では、滑るのが難しいほどの悪天ではない(と思う)し
何よりも、降り場のロッジに溢れかえっている人々を見れば
多くの人が、「すぐには動きはじめていない」ということが予想される。。。


なんでなんだろう??


も、もしかして!

私がスキーに行っていない ここ数年の間に
そういうスタイル(?)が主流?になってしまったのかな??

・・・と 考えても みたりした(爆)


更に、帰ってきてから 思い付いた
自分なりの「勝手な解釈?」は・・・!?

飲食店でも「食べ終えたらすぐに退席する」・・という
意外と?「せっかち?」な習性を持つ!?と される道産子(笑)

スキーに関しても例外じゃなく、
時間を惜しんで?すぐに滑り出すのかもしれないなぁ・・・??

うむ〜〜! 考えすぎなのかなぁ〜?(笑)


内地にお住まいのスキー愛好家の皆さん!
この推測、どうだと思います?(爆)

外にでて、展望台の近くまで歩いた。

わかりきっていたことではあったけど
やはり霧のため、全く何も見えない(悲)

しかも、次第に雪が本降りになりはじめ
大粒のしめった雪がどんどん舞い降りてくる・・・

さっきは上からだった「本場の樹氷」を改めて 近くで見てみようと
スキーコースの方にちょっとだけ歩いてみた。

少しすると・・・

げっ! 猛吹雪!!(笑)


感動を感じる余裕もないくらい、風邪が強くて寒いので

5秒くらい 滞在して?(爆)

そそくさと「退散しよう・・・」

(ああ〜情けない!)


・・・と思って 後ろを向こうとした瞬間!?

「すみません、写真撮ってもらえませんか?」

タイミング悪く、声をかけられてしまった!!
(あっちゃぁ〜)

見ると、大学生風の3人組の男の子達だった。

断るのも可哀想だし、とりあえず快く?引き受けた(笑)

「はい、撮りますよー」 パシャ!

カメラを返すと同時に

「すみません、今度はこっちのカメラもお願いします」

あら、まだあるんですか!!

・・・・中略(笑)

結局、3台のカメラで撮ってあげた(爆)


「グローブつけてるとシャッター、うまく押せないんですよねー?
 いちいち、脱ぐのも大変だし・・・脱いだら 手も冷たいし・・・(苦笑)
 寒い中、何度も すみませんでした〜」

さわやかに お礼を告げる彼らの話を
「あはは、そうですよねぇ〜」と相づち打って
軽い挨拶をして 別れた


その直後・・・

ハタ!と気付いた・・・!!

私なんて、はじめっから
手袋してないじゃないの〜!(爆爆)


結局、頂上には20分程、滞在しただろうか?

冷えた体をあたためるために買った
缶コーヒーを飲みつつ、改札で並ぶ事しばし・・・。

並んでる人々の顔ぶれ?を見たら
明らかに「スキー客じゃない」と思われる家族連れや、
写真撮影目的と思われる、カメラ機材を持ったオジサマ方など
一般人?が数組ほど 待っていた。

切符を買う前にお姉さんに・・・
「スキー客ばかりなんですね?」と聞いたら

「いえ、決して そんなことはありませんよ。
 うちの場合は景色や樹氷の写真撮影が目的で上る人は
 けっこういますから」

と言ってたのを、ついさっきまで
「嘘つき〜〜!」と内心 思っていたけど・・・


どうやら「嘘」では なかったらしい(笑)

その数は、まるでスキー客の比じゃなかったから
上りの際には全く目立たなかったんだろうなぁ・・・

そして、なによりも、恥ずかしさでいっぱいだったし?(爆)




その後 少しして やってきた
下り用のロープウェイに乗り込んだ。

行きの満員電車状態が、まるで嘘のように 下りは空き空き(笑)
上りには気付かなかった「椅子」も、発見!
おまけに帰りは座れちゃう!(爆)

ほどなく 動き始めたゴンドラ。

すると・・・
「本日は当ロープウェイをご利用下さいましてありがとうございました」

あらあら!!観光用の紹介アナウンスがはじまりました(笑)

乗っている20名程の乗客は、お姉さんの説明に耳を傾けつつ
眼下の風景を、カメラにおさめたりしている。

きっと、ここにいる皆さん方は
さっきの私のように肩身のせまい思いをしながら
上まで上ったんだろうなぁ〜と思いつつ・・・
当然のように、私も同志(笑)に習って 写真を撮る♪(爆)


少しすると、お姉さんはアナウンスをしながら、
あちこちの窓に置いてあった「透明の不思議な物体?」を持ち出した。
横幅20cm高さ5cm 厚み2cmくらいの
プラスチックっぽい素材で できたブロック・・・。

そういえば、さっきから「これ なんだろう?」って
ひそかに気になってたんだよねぇ〜!?

お姉さんは、そのブロックを窓ガラスに押し当てて
ガリガリと削りはじめた。。。


そっか〜〜!

あれって「ガラスの霜とり」だったんだ!!

上りのゴンドラではおそらく、満員状態で不可能だろうから
すいてる下りのゴンドラで、霜取りをするんだね〜(笑)

独特なイントネーションがあるアナウンスの合間、合間に 
武器を持ち、ゴンドラ内を右に左に移動しながら、
あちこちの窓の霜取り作業を手際よく勧めるお姉さん!

「へぇ〜、要領がいいなぁ〜!」と妙に感心しながら見ていると
あっというまに、下のロッジが見えてきた(爆)


こうして、とある観光客(?)の
不思議な?「ゴンドラ搭乗体験」もどうにか無事に終了(笑)


寒かったり、恥ずかしかったり、色々忙しかった?けど
いろ〜〜んな意味で、貴重な体験?ができたりして・・・

ちょっと楽しかったかも?(爆)


機会があれば、また ゆっくり樹氷が見てみたいなぁ♪
posted by わがまま社員 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 揺れるハート道産子のキモチ
この記事へのコメント
八甲田は切り開きのコース以外を滑るのがメインなのでガイドツアー(安い)に参加する人も多いのですけど、ガイドツアーは上についてもすぐ出発しないんですよ。それに軽い登りや歩きがあったり、滑ったあと送迎バスでロープウェイまで戻る必要があったりして、1日に2〜4本しか滑れないので、急いで行かなくてもいいんですね。山全体でみれば人も少なくて、のんびりしてていいところです。
Posted by ゲスト at 2004年02月09日 13:04
こんばんは。
なるほど〜。そういう事情?もあったんですね〜。
確かにコースも長そうな感じでしたし、景色を楽しんだりしながら
ゆっくりスキーができるんですね!
Posted by くりてん at 2004年02月10日 01:48
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